落ち着いた毎日を過ごす

カウンセリング

穏やかになる

抑肝散は、神経が高ぶることで起きる数々の症状に対して効用がある漢方薬です。かつては子どもの夜泣きやひきつけなどに処方されていて、いわゆる疳の虫が強いとされる子どもの症状を抑えてきました。その後大人に対しても用いられるようになり、イライラや不眠といった神経症状に対して働きかけ興奮を鎮めます。例えばさまざまなことに過敏になった結果、神経が高ぶって強い怒りになってしまうような症状を抑肝散は穏やかにします。その他、更年期障害や女性ホルモンによる心と体のアンバランスな症状にも効用があります。また認知症患者の中には幻想や暴力、徘徊といった症状が現れて介護する人にとっては大きな悩みになることがありますが、これらの症状も沈める働きがあります。また抑肝散はいくつかの生薬を配合して作られています。そのため服用しても眠気が出ることもなく、仕事や日常生活に支障が出にくい特徴があります。また抑肝散を服用しても体への負担が少ないことから、子どもや高齢者まで安心して服用を継続できます。抑肝散を服用するにあたって気をつけることがあります。それは効き目が緩やかに現れる薬だと理解して服用を続けることです。抑肝散は服用してすぐに何らかの変化が出るわけではありません。おおよそ2週間は飲み続けることで少しずつ効果を実感できる薬です。そのため服用しても効き目を感じないからといってすぐに止めてしまうのではなく、徐々に効き目が現れることを待ちながら服用を続けます。また漢方薬は食間に服用する薬で、抑肝散も同様です。漢方薬は体内の消化器系が落ち着いている状態の時に服用することで、薬の効果が発揮されます。抑肝散を服用する際には、そのことを理解して決められた時間に服用するようにします。食間は忘れやすいタイミングですが、飲み忘れがないように気をつける必要があります。万が一飲み忘れてしまっても、継続することで効き目を実感できるため、多少時間がずれてしまっても服用します。そして一般的に飲み込みにくいと言われる漢方薬ですが、どうしても水での服用が辛い場合にはオブラートを使うのも手です。